BootCampを使ってMacにWindows7をインストールする方法
BootCampアシスタントを使ってMacにWindows7をインストールする方法をまとめました。これからMacにWindows7を入れたいけどどうしたらいいの?という方の参考にしていただけければ幸いです。
BootCampとは
BootCampとはMacでWindowsを起動するためのソフトウェアです。2007年10月にリリースされたMac os 10.5(Leopard)以降から標準でついている機能で、Windowsをインストールするできるようになっています。この記事ではMac OS 10.8(Mountain Lion)でWindows7 Professional 64bit版をインストールする方法を紹介します。
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持っているMacがWindows7をインストールできるか確認しよう
IntelCPUが搭載されているMacであれば一部の機種を除きWindows7をインストール可能です。Mac機種によっては32bitのみ対応していたり、64bitのみ対応している場合があるのであらかじめインストールできるWindowsのバージョンを確認しておきましょう。
以下の機種はWindows7はインストールすることができませんのでご注意ください。
- iMac (17-inch, Early 2006)
- iMac (17-inch, Late 2006)
- iMac (20-inch, Early 2006)
- iMac (20-inch, Late 2006)
- MacBook Pro (15-inch, Early 2006)
- MacBook Pro (17-inch, Late 2006)
- MacBook Pro (15-inch, Late 2006)
- MacBook Pro (17-inch, Early 2006)
- Mac Pro (Mid 2006, Intel Xeon Dual-core 2.66GHz or 3GHz)
参考記事:BooCampでインストールの前に注意!持っているMacがWindowsに対応しているか確認する方法
Windows7をインストールするのに必要なもの
Windows7をインストールするのに必要なものは下記のものが必要になります。
- Windows7のライセンス
- 2GB以上のUSBメモリ
- 8GB以上のUSBメモリ※
- DVDドライブ※
※印がついている8GB以上のメモリとDVDドライブについてはISOファイルのWindowsがある場合は必要ありません。ISOってなに?という方は何も考えずDVDにドライブを購入しましょう。
参考記事:MacでWindowsインストールディスクをISOイメージに作成する方法
Windows7のライセンス
Windows7をインストールするためWindowsのライセンスが必ず必要になります。Windows7には64bit、32bit、のバージョンとHome Premium、Professional、Ultimateの3種類がインストール可能です。
Windows 7のライセンスにはDSP版とパッケージ版があり、DSP版はハードウェア(メモリやハードディスクなど)と一緒にご購入しMacに組み込む必要がありますが、Windows 7 パッケージ版に比べ安い価格で購入することができます。
Windows7 64bit DSP版
Windows7 32bit DSP版
2GB以上のUSBメモリ
2GB以上のUSBメモリはWindowsのドライバ(キーワードやディスプレイ等の設定情報)を保存するのに必要になります。
DVDドライブ
DVDドライブはWindowsをインストールするために必要になります。MacにDVDドライブが内蔵されていれば追加購入は不要ですが、Mac Book Airなどだと付いていないのでこれを機に購入しましょう。おすすめはApple純正ですが、バッファロー製でもインストールできました。
BootCampアシスタントを使ってWindowsインストール領域を作成する
1.アプリケーション>ユーティリティより「Boot Campアシスタント」をダブルクリックします。
2.Boot Campアシスタントが起動します。「続ける」ボタンをクリックします。
※「Boot Camp設定とインストールガイド」を必ずプリントアウトして確認しながら作業をすすめましょう。
3.作業の選択画面に進みます。Windowsドライバを作成するか、Windows7をインストールするかを選択できます。
初めてWindows7をインストールする場合、両方にチェックボックスを選択し「続ける」をクリックします。
4.Windowsサポートソフトウェアを保存する画面に進みます。CDまたはDVDやUSBメモリなどに作成するかを選択し「続ける」をクリックします。
5.Windowsをインストールする領域作成画面に進みます。Windows7に最低必要容量は40GB以上となっているので40GB以上を選択しましょう。
今回はLion領域とWindows領域を均等に設定するため「均等に分割」を選択し「インストール」をクリックしました。
6.Windowsをインストールする領域が作成されます。あとはWindowsのインストール画面の指示に従って操作していきます。
Windows7をインストールする
Mac標準のBootCampアシスタントを利用してWindowインストール領域、ドライバー(カメラやキーボード、マウス等の設定ファイル)を作成したところでWindows7をインストールします。
インストールは画面の手順に沿って進んでいくだけでとっても簡単です。今回はDVDからのインストール方法を紹介します。
1.Windows7のインストールDVDを挿入
BootCampアシスタントの指示よりインストールDVDを入れます。
2.読み込みが始まります。
インストールDVDの読み込みが始まりますので数分待ちます。
3.インストール画面が表示される
インスト-ル画面が表示されます。インストールする言語「日本語」、時刻「日本語(日本)」、入力方式「Microsoft IME」、キーボードの種類が選択されていることを確認し次へをクリックします。
4.今すぐインストール画面に進む
今すぐインストール画面に進むのでクリックしインストールを開始します。
5.ソフトウェアライセンス画面に進む
Windows7ライセンスのソフトウェアライセンス同意画面に進むので「同意します」にチェックを入れ次へ進みます。
6.Windowsのインストール方法を選択する
インストール方法画面に進みます。今回は新規インストールなので下の「新規インストール」を選択します。
7.インストール場所を選択する
Windows7をインストールする領域選択画面に進みます。BootCampアシスタントで保存領域を作るとパーティションの右側に「BOOTCAMP」と表示されているので選択し、
右側「ドライブオプション(詳細)」を選択しフォーマットを選択します。
8.確認画面が表示される
フォーマット確認画面が表示されますが、そのままOKを選択します。
9.無事フォーマットされる
パーティションの右側に「BOOTCAMP」の表示が消え、Windows7をインストールする領域が確保されました。右下の次へをクリックします。
10.Windows7インストール中画面が表示される
インストールが開始されますのでしばらくそのままにしておきます。再起動が3~4回ほど繰り返されます。
11.ユーザー名入力画面
ユーザー名入力画面が表示されるので任意の名前を入力し右下の「次へ」をクリックします。
12.パスワード入力画面
パスワード入力画面が表示されるのでパスワードを入力し右下の「次へ」をクリックします。もし、パスワードが不要の場合、空白で「次へ」をクリックします。
13.プロダクトキー入力画面
プロダクトキー入力画面にすすみます。パッケージ面ラベルについているライセンスキーを入力し「次へ」をクリックします。
14.自動更新の設定
Windowsの自動更新プログラムを有効にするかの画面に進みます。セキュリティ面から「推奨設定を使用します」を選択しておきましょう。
15.日時と時間の設定
日時と時間の設定が表示されます。基本的に自動で表示されますが、間違っていたら日時を入力し右下の「次へ」をクリックします。
16.ワイヤレスネットワークの表示
無線LANに対応している機種ならばワイヤレスネットワークの設定画面が表示されます。いつも接続するワイヤレスネットワークを選択し右下の「次へ」をクリックします。
17.ネットワークの種類選択画面
ネットワークの種類選択画面が表示されます。家庭内で使用するのならば「ホームネットワーク」を選択します。
18.Windows7設定が完了
最後まで設定が終了し無事Windows7がインストールされました。
無事Windows7をインストールすることができましたがこのままの状態ではキーボードやカメラ、LAN関係の設定ファイル(ドライバー)がインストールされておらずMacでWindowを正常に動作することができません。BootCampアシスタントで作成した「Windowsサポートソフトウェア」を使って最終設定をおこないましょう。
Windows サポートソフトウェア(BootCampインストーラ)を起動する
BootCampアシスタントを利用しWindows7インストールが無事完了した後、グラフィックやキーボードなどのドライバを設定する必要があります。
Mac OSX10.7 Lionの場合、インストール前に「Windowsサポートソフトウェア」を作成しているのでそれを使って最終設定(ドライバーのインストール)を行います。
1.Windowsサポートソフトウェア DVDを挿入する
BootCampアシスタントでWindows7インストール前に作成したWindowsサポートソフトウェアを用意します。今回はDVDに焼いていますが、USBメモリに保存することもできます。
2.再生確認が表示される
確認画面が表示されるので「setup.exeの実行」をクリックしインストールを開始します。
3.BootCampインストラーが表示される
「ようこそBootCampインストーラへ」と画面が表示されるので「次へ」をクリックします。
4.使用許諾契約書が表示される
使用許諾契約書をよく読み、「使用許諾契約書に同意します」をクリックし「次へ」をクリックします。
5.追加の機能と設定を選択画面が表示される
チェックボックスが選択されていることを確認し、「インストール」をクリックします。
6.BootCampドライバがインストールされる
自動的にドライバがインストールされるのでしばらく放置しておきます。
7.BootCampインストーラが完了する
2~3分ほどでBootCampのインストールが終了するので「完了」ボタンをクリックします。
これでグラフィックやキーボードの設定が完了されMacでWindows7を動作させることができるようになりました。
BootCampに関する便利情報
BootCamp導入後よくある出来事をまとめました。
BootCampに保存したWindows領域をバックアップする方法
BootCamp領域をバックアップし古いMacから新しいMacに移動することができます。定期的なバックアップなどの管理などにも使用することができます。
参考記事:Boot Camp領域をバックアップする WinClone
BootCampに保存したWindows領域を削除する方法
インストールしたWindowsを削除する方法です。BootCampアシスタントを起動してWindowsを保存した領域を削除します。