BootCampのWindows領域をVMware Fusion5使って起動する方法
BootCampアシスタントを利用してすでにWindows7や8をインストール済みという方もいらっしゃると思います。仮想化ソフトVMware Fusion5を使ってさらにWindowsをインストールするとなると単純に倍の保存領域が必要になり、全く別の管理となってしまいます。すでにBootCamp領域にインストールしているWindowsをVMware Fusion5を使って起動する方法を紹介します。
BootCampのWindows領域をVMware Fusion5で起動するメリット
BootCamp領域をVMware Fusion5で起動する一番のメリットは再起動の必要がなくなるという点ですね。BootCampの唯一のデメリットはWindowsを使用したいときにはいちいち再起動する必要があります。その点、仮想化ソフトのVMware Fusion5を使用すればMacを起動したままWindowsを同時起動することができるようになります。
参考記事:MacにWindowsをインストールできる仮想化ソフトってなに?
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BootCampのWindows領域をVMware Fusion5で起動する方法
アプリケーションフォルダにあるVMware Fusionアイコンを選択します
チュートリアルが表示されていれば一番右のBootCampアイコンを選択します。チュートリアルが表示されない場合はウィンドウ左上の追加+を選択し「BootCampにアクセス」を選択します。
自動的にBootCamp領域が読み込まれ、VMware Toolsのインストールが始まります。
インストールが完了すると再起動のウィンドウが表示されるので「はい」を選択し再起動します。
再起動が完了すると何事もなかったかのようにVMware Fusion5でBootCamp領域の読み込みが完了しています。
>BootCamp領域を読み込み起動の注意点
通常の起動とは異なった方法(BootCamp領域)で起動しているので、サスペンド(一時中止した状態で保存)が選択できません。そのため、
操作方法は再起動かシャットダウンのみとなります。
仮想化ソフトとBootCampで性能を比較してみた
BootCampを使ってWindows7を起動した場合とVMware Fusion5でWindows領域を起動した場合の性能差を比較してみました。使用したMacはMac Book Air 2012にWindows7Professional 64bitをインストールした環境です。メモリやCPUの割り当ての値は以下の通りです。
パフォーマンスの比較方法としてWindowsに標準で付いているパフォーマンスの情報とツール機能を使用しました。
BootCampを使ってWindows7を起動した時は?
BootCampで起動した時の値です。数値は以下のようになりました。
- プロセッサ:7.0
- メモリ(RAM):7.4
- グラフィックス:6.5
- ゲーム用グラフィックス:6.5
- プライマリハードディスク:7.9
- 基本スコア:6.5
VMware Fusion5でWindows領域を起動した時は
VMware Fusion5でWindows領域を起動した時の値です。数値は以下のようになりました。
- プロセッサ:6.8
- メモリ(RAM):7.9
- グラフィックス:5.8
- ゲーム用グラフィックス:5.0
- プライマリハードディスク:7.4
- 基本スコア:5.0
グラフィックの値が劣っているのので基本スコアも5.0と下がってしまいました。本来のパフォーマンスを最大限に引き出すBootCampには劣りますが、使用上は問題無いレベルということがわかります。