無料仮想化ソフトVirtualBoxでMacにWindows7をインストールする方法
無料で使える仮想化ソフトVirtualBoxを使ってMacにWindows7をインストールする方法をまとめました。
これからVirtualBoxを使ってMacにWindowsを入れたいけどどうしたらいいの?という方の参考にしていただけければ幸いです。
目次
- VirtualBoxとは
- 確認、準備編
- VirtualBoxのインストール
- Windowsのインストール
- VirtualBoxの設定
- VirtualBox使用前にGuest Additionsをインストールしよう
- VirtualBoxを持っているMacのスペックに最適化させよう
- VirtualBoxを違和感なく使用できる3つの方法
- VirtualBoxの便利な使い方
- VirtualBoxでWindowsをISOイメージファイルからインストールする方法
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VirtualBoxとは
VirtualBoxとはMacでWindowsを起動するための仮想化ソフトです。主な特徴として、VMware FusionやParallels Desktop同様Macを起動したままWindowsを起動することができます。VirtualBoxソフトは無料で使用することができるためWindowsのライセンスのみ用意することで使用することができます。本記事ではMac OS 10.8(Mountain Lion)でVirtualBoxを使用しWindowsをインストールする方法を紹介していきます。
参考記事:Mac上でWindowsを起動できる仮想化ソフトVirtualBoxとは
VirtualBoxを使ってMacでWindowsを使うために確認すること、用意するもの
VirtualBoxを使ってWindowsを使用する際、Macを起動した状態でWindowsを起動させるため負荷がかかります。MacでVirtualBoxを動作させるために必要なスペックや用意するものをまとめました。
参考記事:VirtualBoxを使ってMacでWindowsを使うために確認すること、用意するもの
Windows7をインストールするのに必要なもの
Windows7をインストールするのに必要なものは下記のものが必要になります。
- Windows7のライセンス
- DVDドライブ※
※印がついているDVDドライブについてはISOファイルのWindowsがある場合は必要ありません。ISOってなに?という方は何も考えずDVDにドライブを購入しましょう。
参考記事:MacでWindowsインストールディスクをISOイメージに作成する方法
Windows7のライセンス
Windows7をインストールするためWindowsのライセンスが必ず必要になります。Windows7には64bit、32bit、のバージョンとHome Premium、Professional、Ultimateの3種類がインストール可能です。
Windows 7のライセンスにはDSP版とパッケージ版があり、DSP版はハードウェア(メモリやハードディスクなど)と一緒にご購入しMacに組み込む必要がありますが、Windows 7 パッケージ版に比べ安い価格で購入することができます。
Windows7 64bit DSP版
Windows7 32bit DSP版
DVDドライブ
DVDドライブはWindowsをインストールするために必要になります。MacにDVDドライブが内蔵されていれば追加購入は不要ですが、Mac Book Airなどだと付いていないのでこれを機に購入しましょう。おすすめはApple純正ですが、バッファロー製でもインストールできました。
VirtualBoxのインストール
VirtualBoxをMacにインストールを行いましょう。インストールの手順は画面に沿って行くだけで簡単に設定できるようになっています。今回はVirtualBoxを使ってWindows7をインストールします。
1.VirtualBoxのサイトからソフトをダウンロードする
VirtualBoxホームページからインストールソフトをダウンロードします。英語表記なので最初戸惑いますが、中学英語がわかる程度の理解力でも問題ありません。左側面ニューの「Dounroads」メニューをクリックしVirtualBoxダウンロードページに進みます。「VirtualBox ○○.○.○ for OS X」と表記されている部分をクリックするとダウンロードが始まります。
VirtualBox
https://www.virtualbox.org/
2.VirtualBoxのインストールをはじめる
ダウンロードが完了したら、ダブルクリックして起動します。
3.インストール画面が表示される
右上にある「Doble click on this icon」をダブルクリックします。
4.インストール画面に進む
インストーラーが起動されるので右下の「次へ」をクリックします。
5.インストール種類画面に進む
インストール種類の選択画面にすすみます。そのまま「インストール」をクリックします。
6.VirtualBoxのインストールが始まる
インストールが開始されるので1,2分ほど待ちましょう。
7.VirtualBoxを起動する
アプリケーションからVirtualBoxを起動しましょう。
8.新規仮想領域を作成する
Windows7をインストールするための仮想領域を作成するため画面左上の「新規」をクリックします。
9.新規仮想マシンウィザートが表示される
新規仮想領域を作成するステップが開始されるので「続ける」をクリックします。
10.仮想マシンのOSタイプと名前を入力する
仮想マシンの名前を入力します。Windows7と入力するとOSタイプ、バージョンが自動的に「Windows」、「Windows7」が選択されます。確認したら「続ける」をクリックします。
また手動でインストールするOSを選択することも可能です。対応OSはWindows、Linux、Solaris、BSD、Mac OS、など多数対応しています。
OSバージョンも選択可能です。Windowsの場合3.1~Windows8も対応しています。
11.仮想領域へのメモリの割り当て
仮想メモリに割り当てるメモリのを設定します。Windows7の場合は最低1GBとなっていますが、軽快な動作を求めるならば2GB以上は割り当てたいところです。スライダーで任意に設定することができますが。赤ラインまで設定すると全体的な動作に影響するので緑バーの範囲内で選択しましょう。今回は2GBを選択し「続ける」をクリックします。
12.仮想ハードディスクの設定
起動ディスクの設定を行います。新規に作成するので起動ディスクにチェックを入れ、新規ハードディスクの作成を選択し「続ける」を選択します。
13.仮想ハードディスクファイルタイプを選択する
作成する仮想ハードディスクのファイル方式を選択します。標準のVID方式を選択し「続ける」をクリックします。もしほかの仮想ソフトからインストールするなどの場合、対応しているファイル形式を選択すると仮想ハードディスクをそのまま移行することができます。
14.仮想ハードディスクのストレージタイプを選択する
仮想ハードディスクのストレージタイプを選択します。「Dinamically allocsted」は可変サイズのストレージとなり、設定し容量以下のファイルが保存されていると最低限の容量になります。「Fixed size」は容量を固定してしまうタイプで設定した容量を使わなくてもその設定容量を保持します。固定の方が読み込みスピードが早い傾向があるので速度重視、容量重視かで選択します。
15.仮想ディスクファイル名をつける
設定した仮想ファイル名と容量を選択します。保存されている場所は「ユーザフォルダ」→「Library」→「VirtualBox」→「VDI」となっていますが、場所を変更することも可能です。
16.起動ディスク作成確認画面が表示される
設定した起動ディスクの確認画面が表示されます。保存先、ファイルタイプなどを確認し、「Create」をクリックします。
17.新規仮想マシンの作成画面
新規仮想マシンの確認画面に進みます。設定内容を確認し「Create」をクリックします。
18.Windows7の仮想領域設定が完了
VirtualBox内にWindows7をインストールできる領域設定が整いました。
あとはこの領域にWindows7のインストーラーディスクを使用してインストールを開始します。
Windows7をインストールする
Windows7用の仮想環境を作成したのでWindows7をインストールしましょう。今回インストールしたのはWindows7 Professional 64bitです。
あらかじめWindows7インストールディスクを挿入しておきましょう。
VirtualBoxを起動し先ほど作成したWindows7用の仮想環境を起動しましょう。左上の矢印を選択します。
最初英語で注意メッセージが表示されますが、キーボド関係の注意事項のようです。後から設定するのでそのままOKを選択し次に進みます。
DVDドライブ選択画面に進ますので接続しているDVDドライブを選択し「Start」を選択しWindows7をインストールします。
起動時にマウスに関係する注意画面が表示されますが、無視してそのまま「OK」を選択しインストールにすすみましょう。
Windows7インストール画面にすすみます。あとは画面の支持にしたがってインストールを行い終了です。Windows7の詳細なインストール方法についてはマイクロソフトホームページに詳しく紹介されていたのでリンクしておきます。
・参考記事:Microsoft Windows7インストール方法
VirtualBoxを使用する前にGuest Additionsをインストールしよう
VirtualBoxを使用する前にGuest Additionsをインストールしておきましょう。Guest AdditionsとはWindowsとMacとの連携をスムーズにするためのツールで、以下の点が追加になります
- MacとWindows画面を切り替える際に「CTRL キーのよる切り替え」が不要になる
- Windows画面のウインドウサイズが変更可能に
- windowsとMac間でコピー&ペーストが可能になる
- 共有フォルダの追加登録が可能になる
Windows7を起動した状態ではGuest Additionsをインストールすることができないため、画面上の「仮想マシン」→「一時停止」を選択します。
一時停止にした後、画面上のデバイスから「Guest Additionsのインストール」を選択します。
Guest Additionsがダウンロードされ、CDドライブにインストールファイルがマウントされます。コンピューターからCDドライブに表示されている「Guest Additions」を選択し起動します。
今回インストールしているWindows7のバージョンが64Bitなのでフォルダ内の「VBoxWindowsAdditons」を選択します。32Bitの方は「VBoxWindowsAdditons-X86」を選択しましょう。
インストール画面に進みます、「Next」を選択しインストールを開始しましょう。
インストール先選択画面に進みます。そのまま「Next」を選択しましょう。
コンポーネント選択画面にすすみますが、そのまま「Install」を選択します。
Guest Additionsのインストールが完了しました。最後に再起動しGuest Additionsを有効にしておきましょう。