Parallels Desktopを使用する前に設定を確認、変更する

Parallels Desktopを使用しWindowsを起動する前に仮想イメージの設定項目を確認しておきましょう。
設定を変更することで現在よりもっと快適にWindowsを使用できることができます。

1.Parallels Desktopを起動し変更したいまたは確認したい仮想マシンをクリックします。上部中央にある「構成」をクリックします。
「構成」をクリック

設定項目の画面が表示されます。たくさん項目があるので、最低限確認が必要な項目を紹介していきたいと思います。
まずはオプション項目から

2.一般の項目画面です。
一般の項目画面
ここでは.Parallels Desktopを起動した際に表示される仮想マシン名の変更やOSの種類を確認できます。
Time machineで定期的にバックアップを行っている方で仮想マシンのデータをバックアップしてほしくない場合はこの画面にある「Time machineを使用してバックアップしないでください」にチェックをすればバックアップから除外されます。

3.最適化の項目画面です。
最適化の項目画面
・パフォーマンスの最適化対象:仮想マシンかMac OSのどちらに対し優先的に物理リソース(資源)を提供するかを設定します。仮想マシン起動時にMac OSの動作がおかしい場合は「Mac OSアプリケーション」に変更します。

・電力消費の最適化対象:MacBookProなどのノートPCで使用する際の仮想マシンの電力消費量を設定できます。
デスクトップであれば「パフォーマンスを向上する」にしておき、MacBookAirやMacBookProなどノートタイプでバッテリーを長持ちさせたい場合は「バッテリーの寿命を延ばす」に変更しておきます。
次に機能項目です。

4.サービスの項目画面です。
サービスの項目画面
WindowsとMacの時間の同期やクリップボードの共有設定などです。
一般的な使い方であれば、この項目すべてONにしておけばいいでしょう。

5.共有フォルダの項目画面です。
共有フォルダの項目画面
WindowsとMacのファイル共有設定を行います。
・Mac OS XフォルダをWindowsと共有:MacとWindowsを共有する際にチェックします、共有範囲はホームフォルダかすべてかを選択できます。
・ユーザー定義のMac OS Xフォルダ:任意のフォルダのみ共有することができます。下にある「+」をクリックしフォルダを指定することで
共有したいフォルダを追加できます。
・フォルダをドライブ文字に割り当てる:Mac OS X フォルダがWindows コンピュータのネットワーク ドライブとして表示されます。通常はONのまままでいいでしょう。
・すべての Windows ディスクを Mac OS Xと共有する:Windowsのすべてのフォルダ、ファイルをMac側からアクセスすることができます。
・仮想ディスクを Spotlight 検索に追加する:仮想マシン内のファイルをSpotlightで検索できるようになります。

6.共有プロファイル項目画面です。
共有プロファイル項目画面面
・使用可能:共有プロファイルを有効にできます。有効化する項目は下記の通りです。
・デスクトップをWindows のデスクトップに:Mac側のデスクトップをWindows のデスクトップと共有します
・書類を Windowsのマイ ドキュメントに:Mac側の書類を Windowsのマイ ドキュメントと共有します
・ピクチャをWindowsのマイ ピクチャに:Mac側のピクチャをWindowsのマイ ピクチャと共有します
・ミュージックをWindows のマイ ミュージックに:Mac側のミュージックをWindows と共有します

7.共有アプリケーション項目画面です。
共有アプリケーション項目画面
・WindowsアプリケーションをMac OS Xと共有する:Macのファイルを開くときにWindowsアプリケーションを使用することができます
・SmartSelect を有効にする:Windows アプリケーションか Mac アプリケーションかに関係なく、Mac OS X で特定の種類のファイルを常に開くアプリケーションを選択することができます。
・Dock に表示する:Dockの表示方法を「なし」、「常に」「CXoherenceモードでのみ」の3種類から指定できます
・Mac OS XアプリケーションをWindowsと共有する:Windowsのファイルを開くときにMacアプリケーションを使用することができます

共有アプリケーションの便利な点というのは、Windowsにインストールされているけれど、Mac側にインストールされていないアプリケーションがあった場合などはとても重宝しそうです。私の場合、Mac側にPowerpointをインストールしてないためレイアウトを崩さず編集したい場合などはこの機能を使用して簡単にMac側にあるデータを編集することができます。
基本的には設定をすべてONにしておいて、面倒な場面が出てきた際にOFFにするという使い方になるのではないでしょうか。

最後にハードウェア項目です。
8.CPU項目画面です。
CPU項目画面
標準設定ではCPUの数が1つになっているのデュアルコアを搭載しているMac(Core2Duoなど)であれば2つもしくは4つに変更しておきます。
※CPU の数は、Mac OS X コンピュータに搭載されている物理 CPU の数より大きな値は設定できません

9.メモリ項目画面です。
メモリ項目画面
仮想マシンに割り当てるメモリ容量を変更できます。現在搭載しているメモリ容量にもよりますが、WindowsXpであれば最低512MB推奨1GB、WindowsVistaであれば最低1GB推奨2GBは割り当てたいところです。

10.ビデオ項目画面です。
ビデオ項目画面
ビデオメモリに割り当てるメモリ容量を設定できます。2MB~256MBまで指定することができます。
ハイビジョンなどの高画質な動画や画像処理を行う際にはメモリ容量を増やすことをお勧めしますが、推奨サイズをもとに設定しましょう。

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