無料仮想化ソフトVirtualBoxでMacにWindows10をインストールする方法
無料で使える仮想化ソフトVirtualBoxを使ってMacにWindowsをインストールする方法をまとめました。
VirtualBoxを使ってMacにWindows10を入れたいけどどうしたらいいの?という方の参考にしていただけければ幸いです。
VirtualBoxとは
VirtualBoxとはMacでWindowsを起動するための仮想化ソフトです。主な特徴として、VMware FusionやParallels Desktop同様Macを起動したままWindowsを起動することができます。VirtualBoxソフトは無料で使用することができるためWindowsのライセンスのみ用意することで使用することができます。本記事ではMac OS 10.10(Yosemite)でVirtualBoxを使用しWindows10をインストールする方法を紹介していきます。
参考記事:Mac上でWindowsを起動できる仮想化ソフトVirtualBoxとは
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VirtualBoxを使ってMacでWindowsを使うために確認すること、用意するもの
VirtualBoxを使ってWindowsを使用する際、Macを起動した状態でWindowsを起動させるため負荷がかかります。MacでVirtualBoxを動作させるために必要なスペックや用意するものをまとめました。
参考記事:VirtualBoxを使ってMacでWindowsを使うために確認すること、用意するもの
Windows10をインストールするのに必要なもの
Windows10をインストールするのに必要なものは下記のものが必要になります。
- Windows10のライセンス
- DVDドライブ※
※Windows10のISOファイルがある場合はDVDドライブは必要ありません。ISOってなに?という方は何も考えずDVDにドライブを購入しましょう。
参考記事:MacでWindowsインストールディスクをISOイメージに作成する方法
Windows10のライセンス
Windows10をインストールするためには必ずWindows10のライセンスが必要になります。Windows10には64bit、32bitのバージョンとHome、Proの2種類があります。
Windows 10のライセンスにはDSP版とパッケージ版があり、DSP版はハードウェア(メモリやハードディスクなど)と一緒にご購入しMacに組み込む必要があります。最近のMacはメモリも追加できないタイプが増えていますのでライセンス規約上、Windows 10パッケージ版を購入しましょう。USBドライブにデータが保存されているのでDVDドライブを用意する手間もなくなります。
Windows7 Home
Windows10 Pro
VirtualBoxをダウンロード、インストール
VirtualBoxをMacにインストールを行いましょう。インストールの手順は画面に沿って行くだけで簡単に設定できるようになっています。
VirtualBoxのサイトからソフトをダウンロードする
VirtualBoxサイトからインストールソフトをダウンロードします。英語表記なので最初戸惑いますが、中学英語がわかる程度の理解力でも問題ありません。左側面ニューの「Dounroads」メニューをクリックし、VirtualBoxダウンロードページに進みます。「VirtualBox ○○.○.○ for OS X」と表記されている部分をクリックするとダウンロードが始まります。
VirtualBoxhttps://www.virtualbox.org/
ダウンロードが完了したら、VirtualBoxアイコンをダブルクリックしインストール開始します。
右上にある「Doble click on this icon」をダブルクリックします。
インストーラーが起動されるので右下の「次へ」をクリックします。
インストール種類の選択画面にすすみます。そのまま「インストール」をクリックします。
インストールが開始されるので1,2分ほど待つとインストールが完了します。右下の「完了」ボタンを押しインストールを終了させましょう。
VirtualBoxの初期設定
VirtualBoxをインストールできたら、Windows10をインストールするための初期設定を行いましょう。
まずはアプリケーションからVirtualBoxを起動します。
Windows10をインストールするための仮想領域を作成するため画面左上の「新規」をクリックします。
仮想マシンの名前を入力します。Windows10と入力するとOSタイプ、バージョンが自動的に「Windows」、「Windows10」が選択されます。確認したら「続ける」をクリックします。
次にメモリの割り当てを行います。Windows10のシステム要件として、メモリは32bitで1GB、64bitでは2GB最低必要なので、2GB(2048MB)以上を割り当てましょう。後から変更することもできます。
仮想ハードディスク作成画面に進みます。Windows10では32bitで16GB、64bitでは20GBの空き容量必要となっていますが後からソフトをインストールするので余裕を持って設定します。新規にインストールするので「仮想ハードディスクを作成する」を選択し、「作成」を選択します。
作成する仮想ハードディスクのファイル方式を選択します。VirtualBox標準のVID方式を選択し「続ける」をクリックします。Parallelsなどの仮想ソフトからも利用したい場合などは対応しているファイル形式を選択すると仮想ハードディスクをそのまま移行することができます。
仮想ハードディスクのストレージタイプを選択します。可変サイズを選択した場合、消費した容量だけ消費します。固定サイズの場合、設定した容量を使わなくてもその設定容量を保持します。固定の方が読み込みスピードが早い傾向があるので速度重視、容量重視かで選択しましょう。
仮想ハードディスクの保存先と容量を選択します。保存先は外付けハードディスクでも保存が可能です。容量はWindows10では32bitで16GB、64bitでは20GBの空き容量必要となっていますが後からソフトをインストールするので余裕を持って設定します。今回は50GBに設定しました。
以上でWindows10をインストールするための初期設定が完了しました。
次はWindows10をインストールします。
Windows10をインストールする
Windows10用の仮想環境を作成したので早速Windows10をインストールしましょう。今回インストールしたのはWindows10 Pro 64bitです。
Windows10 ISOをダウンロード、保存する
まずはWindows10のISOデータをダウンロードしましょう。MicrosoftのWindows 10 ISOダウンロードページにMacでアクセスします。
ページにはエディションと言語を選択する項目があるのでエディションは「Windows10」を言語は「日本語」を選択し「確認」ボタンを選択します。HomeやProのバージョンはインストール時に選択します。
画面が切り替わり、ダウンロードボタンが表示されます。ISOファイル容量は64bit版で約4.2GB、32bit版で3.1GBありました。回線状態によっては時間がかかるのでダウンロードが完了するまでじっくり待ちましょう。
ダウンロードしたWindows10のISOデータを仮想のDVDドライブにマウントします。VirtualBoxを起動し、先ほど作成したWindows10を選択したのち「設定」を選択します。
ストレージタブ項目を選択し右の光学ドライブのDVDアイコンをクリックし、Windows10のISOデータを選択しマウントさせ、「OK」をクリックします。
最初の画面に戻るので矢印の「起動」を選択しWindowsをインストールします。
Windows10インストール画面が表示されます。そのまま「次へ」を選択します。
ライセンス認証画面に進みます。ライセンスを入力し「次へ」を選択します。
ライセンス同意画面に進むので同意しますにチェックを入れ「次へ」をクリックします。
インストール種類選択画面が表示されるので今回は新規にインストールするため下の「Windowsのみをインストールする」を選択します。
Windows10の保存先を選択します。そのまま「次へ」を選択します。
インストールが始まるのでしばらく待ちましょう。
Windows10設定画面が表示されます。今回は簡単設定を選択しました。
しばらく待つとWindows10が起動しました。とりあえずインストール無事完了しました!
VirtualBoxを使用する前にGuest Additionsをインストールしよう
VirtualBoxを使用する前にGuest Additionsをインストールしておきましょう。Guest AdditionsとはWindowsとMacとの連携をスムーズにするためのツールで、以下の点が追加になります
- MacとWindows画面を切り替える際に「CTRL キーのよる切り替え」が不要になる
- Windows画面のウインドウサイズが変更可能に
- windowsとMac間でコピー&ペーストが可能になる
- 共有フォルダの追加登録が可能になる